鋳物(いもの)製と鋼板(こうはん)製の薪ストーブの違いをご存知でしょうか?
鋳物と鋼板のストーブでは性能等が変わります。今回は鋳物製と鋼板製の薪ストーブの違いについてお話します。
鋳物製と鋼板製の薪ストーブの違い
鋳物製薪ストーブの特徴 ①デザイン性
まずは鋳物製薪ストーブについてお話します。
鋳物とは、鋳型(特殊な砂の型)に溶かした鉄を流し込み、冷やし固めて作ったもののことです。
鋳物製薪ストーブの大きな魅力は、細かなデザインのものや、鋳型で同じものを大量に作ることが出来るところです。
鋳物製は綺麗な模様がある薪ストーブが多く存在します。
こちらは、INVICTAの 「ソローニュ」という薪ストーブです。

弊社で取り扱っているINVICTAの薪ストーブはこちら
こちらも鋳物製です。アメリカ製の古い薪ストーブになります。

こちらもデザインが凝っている古い鋳物製薪ストーブです。

このように鋳物製薪ストーブはデザイン性に富んだ物が多く存在します。
鋳物製薪ストーブの特徴 ②本体温度
鋳物製薪ストーブの本体が急に暖まることは難しいですが、一度暖まると蓄熱性に優れているため冷めにくい特徴があります。
その反面、焚き始めの急激な温度変化による割れる場合や湿気による錆には注意しましょう。
300度以上で使用し続けると破損する可能性もあるので、薪ストーブ用温度計を使って温度を把握しましょう。
↓このように亀裂が入りストーブが使えなくなってしまいます。

こちらが薪ストーブ用の温度計です。ストーブの温度管理に気を付けて使用しましょう。

鋼板製ストーブの特徴 ①
鋼板(こうはん)製ストーブの素材は、鋼です。
鋼板薪ストーブは、鋼板を加工し成形されたものです。
写真はフィンランド産のUPOという薪ストーブです。鋼板製の為、模様はなくシンプルなデザインです。

鋼板は加工しやすい特性があり、大きいガラス窓を持つストーブが多いです。大きなガラスで炎を楽しみたい方は鋼板製薪ストーブがおすすめです。
鋼板製薪ストーブの特徴 ②本体温度
鋳物とは逆に、すぐに部屋が暖まりやすく、冷えやすい特徴があります。 早く部屋を暖めたい方にはおすすめです。
また、素材である鉄板が薄いものから厚いものがあります。
薄い鉄板で成形されたものは、蓄熱性が少ないため冷えやすいです。鋳物製と比べると燃焼効率が悪いため、温度を持続させるために薪の量がたくさん必要です。
鋼板製 のメリットは急な熱変化に強いことです。ですので、いろんな燃料(針葉樹)を使用したい方は鋼板製の薪ストーブがいいかと思います。
最後に
今回は鋳物製と鋼板製の薪ストーブの違いや特徴を紹介しました。

デザイン性を重視するのか、ストーブ本体の特徴を重視して使用できる燃料の幅を広げるか等、
各性質や特徴をしっかり理解して検討して頂ければ嬉しいです!
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